
少し前にあった出来事です。
10数年ぶりに仕事中に昔の知り合いと偶然配達途中に再会


など、久しぶりの再開を懐かしむ会話が交わされます。
しかし、会話の最中も私にはこの後相手から必ず発せられる言葉が頭の中に浮かんで消えません。
そして、頭の中ワードが案の定相手から出てきます。



この時の相手側の「あ~~」って分かりますでしょうか?
どういうニュアンスで言い、どういう意味なのか。
独身の中年の方なら男女共に、きっと解るとは思うのですが........
要するに「残念」って事で御座います。
別に今回だけではありません。
仕事中でもお客様から結構な頻度で言われるこのワード。
この会話が交わされるたびに何故か私は凹みます.....。
現在51歳
独身である事を別に恥じたりはしてません。
とは言え寂しいのは確かです。
そう言えば高校生の頃、進路について考えた時漠然と周りの人とは違った人生を歩みたいと思ったのを記憶しています。
なので、ある意味そうなったのかも知れません。
私の思い描いていた未来予想図
30歳までに結婚して子供を授かり
40歳までに頑張って家を建て
50歳過ぎたら夫婦でのんびり旅行など.....
漠然ではありますがわたしの未来予想図にはこのように描かれていました。
確かに29歳の時まで私にも約5年付き合っていた女性がいました。
当然、この女性と結婚すると当たり前のように思っていました。
ところが30歳を目前にして突然フラれました......
理由は他に好きな男性ができたとの事です。
寝耳に水とは正にこの事で、それまで全く気付きもせませんでした。
あの日以来私の人生は180°変わってしまい何をしても上手くかみ合わないような気がしてなりません。
話が少々反れましたが......
これら現実があの会話が交わされるたびに凹む原因なのでょう。
そして、私が私であるが故にこの現実から逃れることは決して出来ません。
世間の固定観念
ある程度の年齢になれば結婚してるのが当たり前、バツイチともなれば偏見の眼差し。
こういうのって仕方ないのでしょうか.......
きっと誰もが決して望んでこうなった訳ではないでしょう。
今に至るまで様々な喜びや悲しみ、楽しさや苦しみを経験してきているはずです。
私自身その通りでした。
一生懸命やったって報われず人一倍真面目にやってても認められず一人嘆く事も多々ありました。
欠点の一つや二つ.......いやいや、もっともっとあります。
でもそんなの誰だってあるのに【バツイチ】【結婚してない】それだけで【残念な人】【可哀そうな人】って秒でも思われる事そのものが私には残念でなりません。
近年、結婚を望まない男女が増えつつあると聞きます。
40代の頃はまだそんなノリで見栄を張る事は出来てました。
しかし51歳にもなると流石にそのノリではキツイです。
一生独身
その言葉が頭の中で浮かんでは消えそしてまた浮かんでを繰り返してます。
一番避けたかった未来がいつの間にか目の前まで来てしまいました。
受け入れたくない現実を受け入れなければならない時がきたのかもしれません。
今日は12月21日、地元の繁華街はクリスマスのイルミネーションが点灯していてとても綺麗です。
すれ違うのはみんな幸せそうなリア充ばかりで、つい若き頃の自分と照らし合わせたりして......
街頭に流れるWham!のLastChristmasが51歳のわたしの心に響きわたってきます。
虚しいような悲しいような切ないような......
恋しさとせつなさと心強さとみたいな言い方になってしまいました。
今年も寂しいクリスマスになりそうです........