【郵便】リアル配達員の出来事③~事故編~

今回のお話は交通事故に関しての記事になります

前回の記事の内容から約4年後位のお話です。

私の会社は交通事故に関して異常な位に厳しい職場です。

多分、郵政時代と民営化後で一番大きく変わった所の一つではないかと思われます。(私見)

事故後

まず、事故を起こした当日又は翌日の昼休み後に職場の中央のスペースに全員集合させられます。

そこには、お立ち台が置いてあります。(表彰台みたいなもの)

そして、全員整列させられた後に事故を起こした本人がそのお立ち台に一人立たされます。

マイクを片手に事故を起こした経緯を一通りしゃべらされ最後に目の前の全員に向かい謝罪させられます。

私○○は事故を起こしてしまい皆さんの貴重な時間をとらせてしまい申し訳ありませんでした.....

みたいな感じの謝罪です。

そうです。

今風に言えば 公開〇刑みたいなものです。

今現在はこの様な事は行っていませんが当時は実際にこの様な事が行われていたのです。

これ、必要だと思います?

確かに、配達を生業としてる企業にとって事故はイメージダウンに繋がってしまいます。

極論をいえば業務停止もあるかもしれません。

なので、厳しい対応が求められるのは仕方の無い事だと言うのも理解できます。

故に、事故を起こした本人に反省を促す事は確かに必要ですが.......

しかしこんなやり方では本人はもとより、あの場に集まった従業員全てがとてもイヤな雰囲気に包まれてしまい職場の士気が落ちてしまいます。

当時、私はこのやり方にずっと嫌悪感を抱いていたのを記憶しています。

恐らく周りもそう感じていたに違いありません。

異常な締め付け

数日後の朝、荷物をバイクに積み込み発信すると前方に局長が仁王立ちして待ち構えていました。

そこには、長さ約5m幅30cm程の板が設置してありました。

そして、この板の上を10秒かけて渡れと指示してきます。

そうです。

教習所にある一本橋です。

局長自らストップウォッチ片手にチェックしています。

中には、脱輪したり10秒未満だったりする方もいます。

その場合やり直しです。

そんなこんなですのでしばらくすると赤バイクの渋滞が駐車場に出来ています。

難なくここを突破しても今度は駐車場の出口に部長が待ち構えています。

停止線の手前でまず一時停止。

次に停止線で一時停止。(多段階停止と言うそうです)

次に指差し呼称で

右よし!
左よし!
右よし!
後方確認よし!

強要させられます。

更に、前カバンの中をチェックされ更に後ろの荷物をチェックされます。

勿論、ヘルメットの被り方もチェックされます。

更に更に書留カバンの中をチェックされ書留の入れ方が部長のお気に召さないとその場で入れ方を指示され入れ直しをさせられます。

荷物を積み終わって駐車場の出口を出るまでなんと5分以上かかります。

一本橋も指差し呼称も出口の門番チェックもなければ10秒もかからず通過できるのに......

これ、必要だと思います?

事故を起こさせない為にやっているのは分かるのですがなんか力の入れどころが間違っているような......

ずっと腑に落ちない感じでやってたのを思い出します。(恐らく配達員全員)

郵便局の朝はとにかく忙しい

毎朝、大量に上がって来る郵便物を手作業で道順に組み上げたり......

アマゾンなどのバーコードの付いた郵便物を専用の端末で読み込んだり.....

書留に付いてるバーコードを読み込んだり......

その他、定形外郵便やら速達やら.......

いざ、配達に出発すれば午前指定の再配達や小包そして速達や書留などなど.....

ひたすら、時間との戦いです。

なので、毎朝一本橋やら指差し呼称やら意味の解らないチェックをやらされたのではたまりません。

ストレスは日に日に従業員に貯蓄されていきました。

しかし、このお話の結末は意外な結果となって終焉を向かえる事となります。

ここからが今回のお話の山場です

では、お話いたしましょう。

事故を起こさせない為に行われてきたこれらの事が皮肉にも逆に事故を増加させてしまうという結果になりました。

なんと多い時は一週間に3回も事故が発生した事がありました。

こんな事は前代未聞です。

原因はもうお分かりですよね。

毎朝あんな事をやらされたのでは否が応でもその後の配達を急いでやらなければならなくなります。

なので、気持ちばかりが先走ってしまい注意も散漫となり結果事故へと繋がりを見せます。

後にも先にもあんなに事故が多かった年はありません。

以前、2年周期で人事が入れ替わると言いましたが、この局長に限っては1年足らずで移動になりました。

こんなに早く移動になった方は従業員を含めてもいません。

その後、職場内でどんな話題で持ち切りだったかはご想像にお任せいたします。(笑)

新しい局長

さて、鬼軍曹のような局長が去った後に来た新しい局長さんは全く真逆の方でみんな一安心でした。

勿論、理不尽な出発前の強要されたチェックは全て廃止され以前の職場に戻りました。

そして、後を絶たなかった事故もこの局長さんが来てから見事に減少していきました。

まぁ、当然だと思いますが.....

しかも、この局長さんは職場内の雑務を自ら淡々とこなしていきます。

それは、決して嫌味な感じでは無く現場の邪魔にならないようにさり気なくやられていました。

そんな姿を見たら自然とこちらのモチベーションも上がってきますよね。

まとめ

1980年代、私が社会人になりたての頃は確かにこの様なスパルタ的な考え方はどの会社にもあったと思います。

しかし、時代は新しい年号を迎えました。

自己の主張を部下に押し付けたり、上から抑え込む様なやり方はもう考え直す時期に来ているのかもしれません。

何かを伝えたいのなら例え上司といえど命令ばかりするのではなく時にはお願いするという考え方も必要なのではないでしょうか。

もし、貴方が現在その様な上司の下で働いているのなら私としては羨ましい限りですね。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

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