
リアル配達員の出来事シリーズ第4弾の今回は「お客様編」と題して幾つかのエピソードをご紹介致します。
日々、様々な苦労と戦いながら配り続ける郵便配達員の日常を少しばかり覗いてみましょう。
再配達を依頼しているのに不在ばかりのお客様
(初日)とあるマンションの2階に居住していらっしゃる女性のお客様にゆうパケットの配達がありました。
通常、ゆうパケットはポストに投函するのですがそのマンションの集合ポストは入れ口が非常に狭く
横幅は30cmほどあるのですが縦幅が2cmほどしかありません。
今回のゆうパケットは暑さが3cmほどあって入りませんでした。
マンション入口がオートロックの為集合ポスト横のインターホン鳴らしますが「プルルルル~~~」と鳴るだけです。
不在のようです。
不在通知表を書いて集合ポストに投函しました。
翌日(2日目)、再配達の依頼が14時~16時でありました。
14時15分ぐらいに伺いインターホンのボタンを押しますが.......
出ません。
一旦切って間を置き再び押しますが「プルルルル~~~」と鳴るだけで出ません。
仕方ないので再び不在通知を入れました。
その翌日(3日目)再びこのお客様から再配達の依頼がありました。
前回同様に指定された時間は14時~16時です。
若干時間をずらして15時10分位に伺いインターホンのボタンを押しますが.......
出ません。
一旦切って間を置き再び押しますが「プルルルル~~~」と鳴るだけで出ません。
前回と同じです。
初日➡再配達で2日目➡再々配達3日目
そうです。
このお客様に私は一つのお届け物に対して
3回(3日連続)訪問した事になります。
実はこのお客様、今回だけではありません。
比較的頻繁にお届け物があるのですが、初回の配達時は100%不在です。
再配達1回目でご在宅の確立は5割程度
2回目の再配達でのご在宅の確立が3割程度
過去最大で5回再配達を依頼された事がありました。
更に何が気に入らないのか毎回、仏頂面かつ不愛想です。
更に更に、荷物をお渡しする時にもひったくるように受け取られます。
ちなみに、私だけではありません。
他の配達員がお伺いしても同じ対応です。
再配達のご依頼にはできる限り居る時間帯をお願い申し上げます。
何故かキレるお客様
私は仕事柄、道を尋ねられる事が多いです。
この日も配達中に見知らぬご年配の女性に道を尋ねられました。
「○○整形外科病院はどこですか?」
知っていれば勿論教えますが、お探しの「○○整形外科病院」と言うのは聞いた事がありません。
「ちょっと、分からないのですが......」と答えます。
そして「付近に何かご存知の建物などありますか?」と付け加えてお答えします。
「○○センター」とご年配の女性が言います。
しかし、その「○○センター」という建物も私は知りませんでした。
ですので、「すみません申し訳ないのですが、わかりません。」と答えます。
すると、このオバサンはあろうことか次のように答えます。
「なんで知らないのよ!」
「おたく、郵便配達の人でしょ!」
って、ガチギレ。
えっ?
なんでキレられなきゃならないの?
知らない事は答えようがありません。
個々の配達員は受け持つエリアに特化していて地域全体を把握しているわけではないのです。
ご了承下さい。(ちなみに個人情報保護の点から個人宅は一切お答え出来ません)
塩対応
私の配達先には、●●●済でお馴染みの●●●●●合があります。(●●バンク)
ここの従業員の方の対応がとにかく不愛想。
いわゆる、塩対応ってやつです。
この際だからハッキリと言わせていただきますが、ク●塩対応です。
勿論、来店されるお客様には爽やかに「いらっしゃいませ~」と言います。
ですが私が書留等で来店すると何故か目をそらしてきます。
窓口の女性に「印鑑をお願いします」と、言っても聞こえているにもかかわらずどういう訳か無視されます。
他の従業員も私が来店してるのは分かっているはずなのに見向きもしません。
全員でシカトです。
まさに、花札の鹿の絵のようにそっぽを向いています。
最終的に窓口のこの女性が渋々印鑑を押しますが......
結局押すのだったら無視などせずサッサと押せばいいのに.....
もうホント意味不明。
毎回、来店から退店までほぼ全員に無視にされます。
ここ10年近くずっとこんな対応です。
印鑑を押すだけです。
2秒で済みます。
一体なにが気に入らないのでしょうか?
それとも、これがこの企業の方針なのでしょうか......
因みに他にも金融機関が3つほど周辺にありますが、常に笑顔で対応してくれます。(神対応!)
2020年4月緊急事態宣言後
話は少し反れますが、この記事を書いたのが今年の1月末で内容も【塩対応】~【まとめ】で終わりの予定でした。
しかし、数か月後に日本はおろか世界中がこんな事態に見舞われてしまうなんて.....
前々回の記事でも書きましたが配達量の爆発的な増加により現場は非常に厳しい状況となっております。
先日、レターパックプラスを配達したのですが
受け取る時に親指と人差し指でレターパックの端を摘まむ様に受けたられたお客様がいらっしゃいました。
分からない訳では無いが個人的には非常に不快な思いをしました。
「非対面でも受け取れます」とインターホンで言ったのに......
残念ながらこの様な案件が現在非常に増えてきています。
ここで、あらためてもう一度言わせて頂きます。
サイン、印鑑不要の【非対面での配達】にどうぞご協力をお願い申し上げます。
両者にとってこれが現状、一番最適な方法だと思いますのでご了承いただけたならと思います。