親友

今から6年程前の話です

 

とあるイベント会場友人Kと2人で向かって歩いていました。

 

会場の周辺には駐車場が少なく混雑も予想されたので車をかなり離れた場所に駐車して徒歩で向かう事にしました。

 

9月半ばの残暑の中、国道沿いの歩道をひたすら会場に向けて歩きます。

 

だが思ってたより遠く、更に暑さも加わって会話も途切れ途切れになりつつもイベント会場目指してひたすら歩きます。

 

ゲームセンターで一休み

 

ところが、この辺りから友人Kの態度が何となく変わり始めます.....

 

何だか表情も不機嫌そうで楽しみにしていたイベントもどこへやら.......

 

どうしたのかと聞くのも男同士ゆえにめんどくさいので私も無視して、とうとう無言のままひたすら歩く事になってしまいます。

 

更に何故か友人Kは私と徐々に距離を開け始め、更に更に立ち止まって携帯で何やら初めて停止してしまう始末。

 

その身勝手な態度にはさすがに私もイラッときました。

 

今日はどうしたん?
と私が訪ねると......

友人K
.........(無言)
完全に無視されてます.......

 

訳が分からないまま取り合えずその場を我慢して取り繕いイベント会場を目指します。

 

とにかく会場に着けばテンションも上がって来るだろうと思ったからです。

 

イベント会場に到着

だが、その後も友人Kの態度は変わらず会話も無いまま勝手に満員御礼の会場の中に消えて行ってしまいました。

 

訳も分からない友人Kの身勝手な行動に振り回されもはやイベントどころではなくなっていた私だがイベント後半の【ゴスペル】をどうしても観たかったので仕方なく一人で会場内をウロウロ......

 

数時間経過........

ようやく待望のゴスペルタイムが始まった。

 

ふと会場わ見渡せば何と友人Kがいるではないか。

 

しかし声を掛けても相変わらずの無反応。

 

微妙な距離感でゴスペルを鑑賞する男2人。

 

その後イベント会場を後にして友人Kと共に来た道を戻るが一貫して終始態度は変わりません。

 

我慢の限界

 

なんなんそのお前の態度!

もうええわ、タクシー拾って帰るわ!!

 

そう言って私はそそくさと歩き出し途中でタクシーを拾って帰宅しました。

 

さて、この友人Kとは昨日今日会った程度の仲ではありません。

 

23歳の頃バイト先で意気投合しそれから10年以上ワンツーを組んでを共にしてきた親友です。

 

その頃からお店を共同経営しようと計画まで立てていました。

 

ところが、この日以来連絡も無く私からも連絡しなくなり.......

 

時間の経過と共にそれっきりに.......

 

思い返せば少し前からなんとなく友人Kとの温度差は感じていました。

 

実はこの日から更にさかのぼる事3年前、Kは離婚を経験しています。

 

それから約1年後、子連れの女性と出会い同棲生活がスタート

 

この頃から友人Kの態度に変化が現れたのを私は今でもハッキリと憶えています。

 

それ以前は20代の頃のように無鉄砲な性格でした。

 

年齢を重ねて落ち着いていく他の友人とは違い、唯一若い頃と同じ感覚で遊ぶことのできる数少ない友人でした。

 

離婚後友人Kは相当落ち込んで悩んでいたのを見てきたからこの女性との出会いは友人Kにとってある意味ずっと待ち望んできた出来事だったのかもしれません。

 

子供好きの友人Kにとっては尚更だったと思います。

 

今思えば、このとき友人Kは自分自身がどうしたかったかの答えをきっと見つけたのだと思います。

 

見果てぬ夢を追いかけるよりも目の前の幸を.......

 

夢と現実はいつも表裏一体です。

 

夢を追えば現実は辛くなり、現実を選べば夢は遠のいて行く........

 

あれから約6年の月日が経とうとしています。

 

あの日以来、友人Kからは連絡はありません。

 

私自身からも連絡はしていません。

 

今現在、音信不通になってしまったかつての友人Kはどうしてるのでしょうか。

 

もはや知る由も無いです。

 

とにかく選んだ道が間違いで無かったとK自身が感じているのであればこの結果もある意味よかったのではないだろうか......

 

最近そんな風に思う時があります。

 

 

おすすめの記事