
配達員が営業?
年賀状の営業で毎回話題に上がるワード。
そうです。
自爆営業です。
年々締め付けは緩くなってきてはいますが、現在もこの様な事が少なからず毎年繰り返されているのも事実です。
ニュースなどで、表向きにはそのような事は無いみたいなニュアンスで回答していますが......
実のところ、営業は年賀状だけではありません。
年間を通して様々な商品を売る事を指示されます。
•レターパック
•切手(特殊切手)
•ふるさと会(カタログ販売)
•かもめーる(夏用のハガキ)
•お中元(カタログ販売)
•お歳暮(カタログ販売)
などなど......
ただでさえモーレツに忙しい現在の配達状況。
その合間を縫って営業しなければなりません。
書留等でお客様と対面になる時に一言声掛けを......
などと指示されますが、ほとんどのお客様は受け取りの印鑑を押したら玄関のドアをすぐ閉めてしまいます。
そこを間髪入れずに
実は今、郵便局ではこの様な商品が......
などと言ってるスキなどございません。
たとえ言う機会があったとしてもほとんどのお客様は興味を示してくれません。
違う業種の営業歴〇十年の友人に伝えたところ
営業なんてそんなものだよ。
と、アッサリ言われましたが.....
つまり配達を完璧こなしつつ、相手が求めていない商品を訪問販売する。
これが、郵便の営業です。
もちろん、会社や店舗を営んでるお客様は切手やレターパックなどは定期的にご利用していただいております。(ありがとございます)
しかし、一般家庭のお客様などはカタログ販売など全く興味が無いようです。
まぁ、突然配達員にお歳暮はどうですか?
と、言われてもなかなかその場で注文などしませんよね。(笑)
増えていく負担と残業
とにかく冒頭でも申し上げましたが、配達だけでもモーレツに忙しい状況です。
ですので、営業などを追加すれば当然残業が増えてきます。
従業員に当然の事ながら負担がひたすら蓄積されていきますが会社側は36協定を巧みに適用してきます。
いやいや会社というのは何とも上手くできてるものだと感心させられます。(笑)
イチオシ?の販売商品
さて、少々前になりますがこちらの商品の営業を指示されました。
そうです。
宅配ボックスです。
商品名 P-BOX
略して ピーボ
御値段 4980円(送料、消費税込み)
カタログでは2019年3月29日まで
インターネットでは2019年3月31日まで受け付けています。
だそうです。
郵便局も含めたすべての宅配業者のネックとなっている再配達を軽減させてくれる画期的な笑品ではなく商品です。
確かに、宅配ボックスが一家に一箱みたいになったら配達員の負担はかなり軽減されると思います。
なので私自身、定形外郵便が多いお客様のお宅15件ぐらいにお声がけさせて頂きましたが一つも売れていません。
申し訳ありません。売れる気がしません。
まず、外に設置するのになぜボックスの色が白なのでしょうか。
汚れが目立ってステキなお客様の家の外見を損ねてしまいます。
次に全面のド真ん中にプリントされたP-BOXのロゴ......
あえて言わせてもらいます。
ダサイです。
ロゴのデザインもさるとこながらピーボって......
大体、宅配ボックスにネーミングする事自体どうなのでしょうか。
しかもピーボって.....
余りにダサイので2回言わせてもらいました。
そして、最後にお値段です。
4980円......
お高いんじゃないですかぁ~
要するに素材はいいのに料理人がダメっていう典型的なパターンですね。(笑)
こんな商品も取り扱っています。
タテ34xヨコ26x厚さ5cmが投入可能らしいのですが.....
配達員的に言わせていただくと....
う~ん厚さが微妙。
7cmは欲しいかな.......
しかし、ポストってなんでこんなに値段が高いのでしょう.....
ホームセンターとかで売ってるのも確かこのくらいのお値段だったと思います。
まとめ
さて色々ディスったり?してきましたが営業にしても上記でご紹介させて頂いた様々な商品にしてもお客様目線で考えたら疑問ばかりが募ります。
二兎追うものは一頭も得ず
と言うことわざが有ります。
配達と営業
はたして、このままで上手くいくのでしょうか.....